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急性胃腸炎

急性胃腸炎|箕面駅より徒歩4分の内科、消化器内科 やすふく内科クリニック

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急性胃腸炎とは

急性胃腸炎とは、胃腸の粘膜が何かしらの原因により障害をきたし、粘膜が炎症を起こしている状態です。
炎症を起こした粘膜は腫れ、急性発症の下痢や吐き気、嘔吐、腹痛を引き起こします。
胃腸の粘膜に障害を起こす原因にはさまざまなものがありますが、ウイルス性をはじめとした感染症が多く、一般的に急性胃腸炎というと、感染性胃腸炎を指すことが多いです。

急性胃腸炎の原因

急性胃腸炎の原因は、感染によるものが多く、ウイルス性、細菌性がメインとなります。薬剤やアレルギーが原因となることもあります。

ウイルス性胃腸炎

ノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスが代表的で、小児の下痢の原因は大半がウイルスの感染によるものです。
ノロウイルスは赤ちゃんからお年寄りまでの幅広い年齢層がかかるので、集団感染の恐れもあり十分な注意が必要となってきます。このウイルスの症状は、腹痛・下痢・吐き気・嘔吐・発熱・脱水症状が挙げられます。流行時期は秋の終わり頃~冬の中頃までで、発症期間は1~2日間ほどで治まります。症状がなくなった後も2週間も糞便中にウイルスを放出し続けるとされ、周囲への感染は要注意です。このため家族も十分手洗いすることを心掛けてください。
ロタウイルス経口感染で、乳幼児に多く認められ、下痢便が白色になることもあります。ロタウイルスは増殖力と感染力が強いウイルスで、わずか10~100個くらいのごく微量のロタウイルスが口から入ることで感染します。このウイルスの症状はノロウイルスと似ていますが、順序的に吐き気・嘔吐→腹痛・下痢(脱水)、または吐き気・嘔吐→頭痛・発熱といった流れになります。流行時期は冬の中頃~春先までで、潜伏期間は2~4日、発症期間は1~2週間という長期間におよびます。大人が感染した場合、排泄した下痢が白っぽくなりますが子供ほどの重症にはなりません。

・細菌性胃腸炎

乳児期以降の小児や成人では細菌感染が原因の急性胃腸炎にかかることがあります。
生卵や生肉の摂取によって感染が成立することから、食中毒の一種として捉えられることもあります。
原因となる細菌には、カンピロバクター、サルモネラ、病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌などがあります。
厨房で調理する人や学校・家庭内に感染した人がいる場合、ウイルスが付着した料理を食べたり、手指についたウイルスが口に触れたりすることで感染します。
夏場に感染者が増える細菌性胃腸炎の原因となるカンピロバクター菌は、鳥類や犬・猫などのペットの腸に存在します。
鶏肉、生卵、牛肉などをしっかり過熱していなかったり、料理の際にまな板や手に細菌が付着していたりすることによって感染します。

急性胃腸炎の症状

急性胃腸炎の症状は、吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などがあります。
その他、腹部の張り、腹部膨満感、食欲不振を訴える方もいます。
嘔吐や下痢により、脱水症状が起きると、小児であれば不機嫌になる、ぐったりした感じが強い、などの症状がみられるようになります。
また、合併症を引き起こすこともあり、細菌の種類によっては、手足の動かしにくさ、血便、貧血、けいれん、意識障害などが発症することもあります。

検査・診断

ロタウイルウス、腸管アデノウイルスはウイルス検出キットがあれば比較的短時間で検査できますが、その他のウイルスについてはウイルスの分離培養やウイルス抗体の測定などの方法もありますが長時間を要し、現実的ではありません。成人に多いウイルス性胃腸炎の原因であるノロウイルスも迅速診断はできません。
「ノロウイルス抗原検査」は、ふん便中のノロウイルスを検査キットで検出するもので、3歳未満、65歳以上の方等を対象に健康保険が適用されています。医療機関で、医師が医学的に必要と認めた場合に行われ、診断の補助に用いられます。なお、この検査は、結果が早く出るメリットがありますが、ノロウイルスに感染していても陽性とならない場合もあり、ノロウイルスに感染していないことを確かめることはできません。
細菌では便の細菌培養が行われますが、これも数日間を要します。
症状が強い場合は炎症の程度や脱水、電解質のバランスのくずれをみるため血液検査が行なわれる事もあります。
基本的には、臨床症状より推定して診断されます。

急性胃腸炎の治療

ウイルス性胃腸炎にはインフルエンザなどと異なり有効な抗ウイルス薬がないので主に対症療法になります。
細菌性は抗菌薬(抗生物質)の投与が有効です。下痢に対しては下痢止めを使っても治療期間は短くならないとの報告が多く、下痢止めの使用は極力控えましょう。腸内環境を回復させるため整腸剤を主として服用して頂きます。
あとは水分・糖分・ミネラルを適切に摂取しながら、脱水を避けることが必要があります。
吐き気が強く水分摂取がままならない場合、極少量ずつ、頻回に水分摂取をすることが大切です。
市販の経口イオン水を摂取することも有効な手段です。
口から水分が摂取できず、脱水の程度が強い場合には、点滴による水分補給を行います。
絶食中もお薬は服用してください。ウイルス性では一般に3~4日程度で症状は自然に寛解します。
ただし細菌性や、老人や幼児などでは重篤化することもあり注意が必要です。