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膵臓がん

膵臓がん|箕面駅より徒歩4分の内科、消化器内科 やすふく内科クリニック

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膵臓について

膵臓は2つの大きな役割を持っています。1つは、食べ物を消化する消化酵素(膵酵素)を作る働き、もう1つは、血糖値を下げるホルモン(インスリン)や血糖値を上げるホルモン(グルカゴン)などのホルモンを作る働きです。
膵液は、膵管を流れ十二指腸に分泌され、ホルモンは血液中に分泌されます。

膵臓がんとは

膵臓がんとは膵臓から発生した悪性の腫瘍のことを指しますが、一般には膵管癌のことをいいます。
膵管癌は膵管上皮から発生し、膵臓にできる腫瘍性病変の80-90%を占めています。
全国統計では肺がん、胃がん、大腸がん、肝臓がんについで死因の第5位でした。
わが国の膵臓がんは近年増加傾向にあり、毎年3万人以上の方が膵臓がんで亡くなっています。
膵臓がんの死亡数はこの30年で8倍以上に増加しました。60歳代の方に多く、やや男性に多く発症します。喫煙、膵臓がんの家族歴、糖尿病、慢性膵炎などとの関連が指摘されています。

膵臓がんの原因

膵臓がんの原因は、まだはっきりわかっていません。しかし、多くのデータ分析から、次のようなものが、膵臓がんの発症に関係する「危険因子」であると考えられています。
・喫煙
・多量飲酒
・病気(肥満、糖尿病、慢性すい炎など)
・家族(血縁)にすい臓がんになった人がいる

上記の危険因子のうち、喫煙は、ほとんどの研究で膵臓がんと関連していることが示されています。
ある調査では、喫煙したことのある日本人が膵臓がんにかかる危険性は、一度も喫煙したことのない人に比べて1.68倍高いという結果が出ています。
喫煙以外の因子は、研究によって結果が異なり、危険因子であるか否かはまだ結論が出ていない状況です。
しかし、たとえば肥満については、日本人を対象とした大規模な疫学研究から、肥満の人(BMIが30以上)は、肥満のない人に比べ、男性の場合、膵臓がんの危険率が3.5倍増加すると報告されています。
また、糖尿病と膵臓がんに関する調査では、糖尿病歴のある人は、そうでない人と比較して、膵臓がんになる危険率が約2倍高いことが明らかにされています。
もちろん、これらのファクターが必ずしも膵臓がんの発症に結びつくわけではありません。
しかし、リスクとなる可能性はありますから、日々の生活の中で、肥満の是正、適量の飲酒、禁煙などに努めることが大事です。

膵臓がんの症状

膵臓がんは部位によっても異なりますが、早期の状態では自覚症状がほとんどないため、早期発見することが難しい病気です。進行してから腹痛、体重減少、黄疸等で気がつくことがほとんどです。そのため、膵臓がんと診断されたときには進行した状態で見つかることが多いのです。また、背中が痛くなると膵臓がんを心配する方がいらっしゃいますが、必ずしも膵臓がんに特徴的な症状ではありません。糖尿の方の血糖値コントロールが急に悪くなった時などは膵癌を発症している場合もあるので要注意です。

 

1.腹痛

膵臓がんは膵管から発生するため、膵臓の中の主膵管という膵液が集まる管が詰まってしまうことがあります。主膵管が詰まってしまうと作られた膵液の逃げ場が無くなり、内部の圧力が上昇し膵管が拡張します。膵管の拡張は膵臓がんの重要なサインの一つです。また、膵管の内部の圧力が上昇し、膵臓に炎症がおこります。これを随伴性膵炎といい、随伴性膵炎により腹痛や発熱を伴うことがあります。

2.黄疸

肝臓から総胆管という管が膵臓の頭部を貫いて十二指腸に流れており、肝臓で作られた胆汁という消化液を十二指腸に運んでいます。膵臓がんにより胆管が圧迫されることがあり、胆管への圧迫が進むと、胆汁の流れがさまたげられ、全身が胆汁により黄色くなる黄疸という症状が出現します。黄疸が進行すると全身の皮膚が黄色みがかり、かゆみなどが出現しますが、黄疸の初期症状では尿の色が濃くなることや、目の白目の部分(眼球結膜)が黄色味をおびます。膵頭部にできた膵臓がんは大きさが小さい段階でも総胆管を圧迫し黄疸が出現することがあり、早期発見につながります。尿の色が黄色っぽくなる、目の白目の部分が黄色くなるなどの症状を自覚された際には専門病院での精密検査をお勧めします。

3.体重減少

膵臓は胃、大腸、十二指腸などに接しています。膵臓に腫瘍ができると接している臓器を圧迫して、食事がとれなくなる場合があります。その場合、体重減少という形で症状が現れることがあります。また膵臓はたべものを消化し吸収し易くする膵液という消化液を分泌しております。膵臓がんにより膵液の流れが滞ると食べ物の消化吸収する力が弱くなり、栄養をとりこめなくなり体重が減少することがあります。

4.糖尿病

もともと糖尿病を患っている方で突然、血糖値の値が不安定になったり、今まで、糖尿病ではなかった方が、初めて糖尿病と診断されたりしたときに、精密検査を行うと膵臓がんが発見されることがあります。膵臓はインスリンという血糖値を下げる働きをする内分泌ホルモンを分泌しています。膵臓がんにより膵臓の内分泌機能が落ちて、インスリンの分泌量が低下、糖尿病の悪化、出現という形で症状が出るためです。

膵臓がんの治療

治療は膵臓がんの進行度や患者さん自身の体力や健康状態によって異なります。手術は最も効果が期待できる治療法ですが、手術で取りきれる範囲を越えて膵臓がんが進行している場合は、手術よりも化学療法や放射線治療から開始することもあります。
膵臓がんの治療において、手術は最も効果的ですが患者さんが病院を受診したときに手術ができる状態の方は2~3割と言われています。逆に言うと、7~8割の患者さんは、手術ができる範囲を越えて進行しているため、抗がん剤(+放射線治療)が優先されます。ある程度進行した膵臓がんに対しては、手術の前に予め抗がん剤(+放射線治療)を行った後に手術を行うこと(術前化学療法)で治療成績が改善することが期待されています。